|
|
大きな事件・時代ごとに区切って、マジック世界のストーリーに関してまとめて見ました。これを読んでカードではわからない物語に興味を持ち、小説を読んでみたいと思っていただければ幸いです。
The Days of the Artificers / 大アーティファクト時代
|
２つの石
ウルザとミシュラの兄弟。彼らはキャラバン隊に連れられて、トカシアのキャンプにやってきた。彼女は砂漠でスランの遺物を発掘していたのだ。またトカシアのキャンプには、後にフェルドンの妻となる、貴族の娘ローランが参加していた。彼らは師匠トカシアの話を聞き、スー＝チやオニュレットなどの秘宝を見せられアーティファクトへの興味を抱いた。のちに、彼ら兄弟はスランの遺物の１つ羽ばたき飛行機械を改良することになる。そして彼らが成長して・・・運命はミシュラの発見した地上絵群から始まった。
彼らはトカシアとともに、地上絵群が指し示していた、スランの中枢であったと言われる遺跡（古き者の秘密の地）を探検しに行くことになる。後にこの聖窟はコイロスと呼ばれることになる。その中のタグシンの広間で彼らは巨大なパワー・ストーンを発見した。しかしその石は二つに分かれ、そして兄弟の運命もまた二つに分かれた。ウルザは恐ろしい機械の世界の幻視を見る。そこで「力の石（マイトストーン）」を手に入れた。ミシュラは鏡と悪魔の世界の幻視を見る。そこで「虚弱の石（ウィークストーン）」を手に入れた。この２つの石をめぐってウルザとミシュラの対立は始まったのだ。
断裂、そして自立
兄弟が石を手に入れてからというもの、二人の兄弟の関係は悪化していった。そしてある夜、ミシュラはウルザの元へ石を奪おうと忍び込んだ。そして石は激しく共振し、爆発した。この爆発に巻き込まれ、トカシアは命を落としてしまう。多くの犠牲者を出し、世界をも揺るがした兄弟戦争。その最初の犠牲者は彼女トカシアだった。
クルーグ
ウルザはラスコーという時計屋の親方に拾われた。アーティファクトに関する知識と技術を買われたのである。ある日、クルーグの王女カイラがオルゴールを治してもらうためにラスコー時計店を訪れ、ウルザと出会った。またちょうどその頃、クルーグでは王女の婿探しをしていた。広場にある翡翠像を端から端まで動かしたものに、宝の山を与え王女の婚約者とする、というものであった。王女との結婚などにウルザはさして興味を示さなかったが、その宝の山に古代スラン文字で書かれた秘本 ― ジェイラム秘本があるとなっては話が違う。ウルザはアーティファクトを作り、それを使って翡翠像を動かすことに成功した。しかし、カイラの父であるクルーグの将軍は、自分の肉体でもって像を倒すものと思い込んでいたので、それを認めなかった。カイラ自身は好意的であったものの、父は頑として認めない。しかし、謁見したラスコーはウルザの才能と知識について説明し、彼が知る飛行機械やアーティファクトなどの秘密のことを告げると、しぶしぶながら結婚を認めた。そして結婚初夜、ウルザはベットを抜け出した。彼は机に向かって読み耽ったものはあのジェイラム秘本であった。
砂漠
ミシュラは行き倒れていた所を砂漠の民に拾われ、奴隷として使われていた。しかしミシュラが知識をもっていることがわかると、族長はミシュラを王子の教育係に取り立てた。
しかし、ミシュラから「ウィークストーン」の話を聞いた王子は父にその石を見せてくれ、と頼んだ（ミシュラが奴隷として使われていた時、没収されたのだ）。これが王の不信を引き起こすこととなってしまう。
ある夜、ミシュラは夢にうなされていた。機械の世界、機械のドラゴン・・・彼は自分の叫び声で目を覚ました。夢だと安堵したのもつかの間、地面が揺れた。良くある微震などではない。それは徐々に大きくなると、地の底から夢に出た巨大な機械竜 ― 伝説のドラゴン、マケ・フェイワが姿を現した。ドラゴン・エンジンは砂漠の民を虐殺し、王を殺した。ミシュラは王のテントからウィークストーンを取り戻し、それを使ってマケ・フェイワを鎮めた。王が死んだ今、王子が王に就任し、新たな王はミシュラを軍師に抜擢した。こうして、ミシュラはファラジという強力な力を手に入れた。
...to be continued.
|
参考文献 The Brothers' War Jeff Grubb著
Copyright (c) 1993-2001 by Wizards of the Coast, Inc. All rights reserved. Magic: The Gathering, Antiquities, Urza's Saga, are trademarks and registered trademarks of Wizards of the Coast, Inc. Wizard of the Coast is a registered trademark of Wizard of the Coast, Inc.
This is not published or endorsed by Wizards of the Coast, Inc.
|
